当院では2種類の肺炎球菌ワクチンの接種を行っております。
| ニューモバックス | キャップバックス | |
| ワクチンの種類 | 莢膜多糖体ワクチン | 結合型ワクチン |
| 接種回数 | 1回(皮下注) | 1回(筋注) |
| 持続期間 | 5年程度 | 現時点で1回での生涯免疫が期待されている |
| 重症の肺炎球菌感染症の原因となった 血清型に対するカバー率(2024年) | 56.6% | 80.3% |
| 料金 | 8800円(税込) 初回は公費負担あり | 14300円(税込) |
| 長所 | ・初回のみ公費負担あり。 ・値段が安い | ・持続期間が長い(現時点で追加接種不要) ・予防効果が高い |
■ なぜ高齢者で肺炎球菌の予防接種をしているか
肺炎は年齢が上がるごとに死亡のリスクが高まります。
肺炎で亡くなる日本人の97.8%は65歳以上です(2023年)
そして、日常でかかる肺炎の原因菌で最も多いのが肺炎球菌です。
■ 肺炎球菌ワクチンの種類
従来公費負担で接種されてきた「ニューモバックス」に加え、
当院では2025年11月より「キャップバックス」の接種も開始しました。
■ 2つのワクチンの共通点
注射で投与し,肺炎球菌に対する特異的な免疫力を高めます。当院価格で
主な副反応は、注射部位の痛み・赤み・腫れ、発熱、頭痛、倦怠感(疲労感)など、
ワクチン接種でよくみられる局所反応や全身症状です。
まれに重いアレルギー反応(アナフィラキシーなど)が起こることもありますが、
ほとんどは一時的で軽度な反応で、数日で治まります。副反応の頻度には大きな違いはありません。
■ 2つの違い,その1 --- 重症肺炎球菌へのカバー率
「キャップバックス」は従来のワクチンでは対応しにくかった血清型にも幅広く対応するように設計されています。
重症の肺炎球菌に対する「ニューモバックス」のカバー率は56.6%ですが、「キャップバックス」のカバー率は80.3%となります。
■ 2つの違い,その2 --- 効果の持続期間
「キャップバックス」は、結合型ワクチンという種類に分類され、体内で「免疫記憶」と呼ばれる仕組みを確立させることができます。
これにより、一度接種すれば長期間にわたって免疫が持続することが期待されています。
「ニューモバックス」は約5年ごとの再接種が推奨されていましたが、「キャップバックス」は現時点で再接種は不要とされています。
■ 2つの違い,その3 --- 価格
当院価格で
「ニューモバックス」 8,800円 初回のみ公費負担あり
「キャップバックス」 14,300円 公費なし
■ どちらがよいの?
公費の対象になっている方はまず「ニューモバックス」をお勧めします。
既に「ニューモバックス」を接種されている方には、今後の接種の選択肢として「キャップバックス」をお勧めします。
(「ニューモバックス」から1年以上経過していれば「キャップバックス」の接種が可能です)
